【SEO】誤解しやすい「直帰率」について

直帰率について


今回は、誤解しやすい「直帰率」について。

直帰率が高いと不安になりますね。
直帰率の要因について考えると、必ずしも悪い場合ばかりでもありません。
そんな直帰率と、混同しやすい離脱率についてお話しします。


●直帰率とは

まず「直帰」とは、
最初に流入した1ページ以外にサイト内を全く回遊せずにそのままサイトから出た」というユーザーの行動を指します。
言い換えれば、入ってきたページから他のページに遷移しなかったということです。

「直帰率」とは、
全セッション(訪問数)のうち何%が1ページで離脱したセッションかを示す割合のことです。


●直帰率と離脱率の違い

直帰率と混同しやすい「離脱率」。
離脱率とは、ページの遷移回数によらず、ユーザーがサイトの外へ離れてしまう行動のこと。
主に別のサイトへ移動することで起こります。
(ブラウザが30分以上操作されないと離脱として計測されます。)

「離脱率」とは、
複数ページを見たのち、そのページから離れたユーザーの割合のことです。


●改善が必要な直帰と離脱について

「直帰率が高い=悪い」とは一概に言えません。
低いに越したことはありませんが、場合によって(ユーザーが満足した上での離脱)は、問題ありません。

例えば、
目的(知りたい、買いたい)を1ページ目で達成することが出来た
リピーターで、常に新着情報がないかだけ見に来ている』など。

このように直帰率が高いからといって即問題!ではありませんが、もちろん改善が必要な原因もあります。


▼ 検索意図とコンテンツがズレている

検索結果とコンテンツの内容がズレていると、当然ですが直帰・離脱率は高くなります。
前述例の『目的(知りたい、買いたい)を1ページ目で達成することが出来た』とは真逆の直帰・離脱パターンです。

ユーザーが検索結果として目にするタイトルやディスクリプションと、ページのコンテンツ内容は必ず一致していなければいけません。コンテンツを作成する段階で、ユーザーのニーズをしっかり把握して、コンテンツを作成しましょう。


▼ 関連記事への内部リンクが設置されていない

関連記事への内部リンクが設置されていないことも、離脱される要因です。
せっかくコンテンツにユーザーが満足しても、目につくところに関連記事や、気になるページへのリンクが見えなければそのまま去ってしまいます。また、サイトによってはURLをそのまま張っているケースも見受けられます。
しっかりとリンク先の内容を説明して、クリックしたくなるように誘導しましょう。





今回ご紹介した「直帰率と離脱率」について、数値が高いと不安になります。
しかし、必ずしもサイトのトップページから訪問されるわけではないので、ユーザーが必要とする情報のページに訪問し、内容に満足して離れたり、サイトのファンとなって新着やブログの更新だけチェックされている場合もあります。
直帰率や離脱率の高いページの内容を把握することで理由を考えましょう。

もちろん、「直帰率が高くても大丈夫なので安心」という話ではありません。
直帰率が高いからといってすぐさまなんとかしないといけない!と焦らず、そのページから関連ページを考え、遷移させることはできないだろうか。と、直帰率が高くても見られているページと認識し、広げる材料として考えることでより良いサイトにしていけるのではないでしょうか。