【SEO】逆効果!やってはいけないSEO対策

やってはいけないSEO対策について


今回は、「やってはいけないSEO対策」について。

これまでSEO対策について「タイトル」や「キーワード」など、検索されるための話をしてきました。
その際にやってしまっては逆効果!なNG対策についてお話しします。


●ワードサラダ

ワードサラダとは、文法としては正しいものの、意味としては成り立たない文章を使ったコンテンツです。

一昔前の被リンク数が検索順位の評価において重視されていた頃、被リンク元として使用するWebサイトの作成にシステムが使われていました。当時の検索エンジンが文章の意味を理解できないという盲点を突き、支離滅裂な内容でもテキスト量が十分にある被リンク元のサイトをシステムで作っていたのです。
ユーザーにとっては無価値であり、検索順位の上昇だけを狙うワードサラダは、絶対に使ってはいけないものとなっています。
現在でも被リンク目的ではなく、ページ内キーワード数を増やすことに注力しすぎて文章として支離滅裂になっていないかを注意する必要があります。検索botに向けたページコンテンツではなく、ページを訪れるユーザーに対して有益なページとなることをベースに作成、考えることが大切です。


●相互リンク集をつくる

Googleのウェブマスター向けの品質に関するガイドラインでは、リンクプログラムに関しても言及されています。その中に「過剰なリンク交換」と「相互リンクのみを目的とするパートナーページ」がランキングに悪影響を及ぼす可能性があると書かれています。これらの記述は相互リンクに該当すると思われます。
昔は、なんとなく相互リンクを多数行っているWebサイトがたくさんありました。しかし、関連性やユーザーの利便性を考慮せず、ただリンクを並べるだけのページにメリットはないので気をつけましょう。


●アンカーテキストの不自然な利用

アンカーテキストとは、Webページのリンクに表示するテキストのことです。
このテキストに不正なキーワードを仕込んではいけません。アンカーテキストとリンク先のページの内容は一致している必要があり、関係のない文章を入れたり、文章にならないキーワードの羅列を入れるといった行為はペナルティとなってしまう恐れがあります。
アンカーテキストがユーザーにとって何のために必要なものか理解し、正しい情報を設置する必要があるのです。


●クリックベイト

クリックベイトは、コンテンツの内容とは全然関係のないタイトルを設置し、ユーザーにクリックさせる手法です。
ベイト(bait)とは英語で「餌」のことを指し、餌を使ってクリックをさせるという意味です。いわゆる釣りタイトルであり、「500円でランチができるイタリアンの名店10選」などというタイトルでも、ページの中身は、500円のランチなど1つも載っていないというのもひとつの例です。YouTubeでサムネイル画像に釣られて視聴しても、そのサムネイルらしきシーンは一度も出てこないというのも該当します。
単にユーザーを騙すだけの行為であり価値がありませんし、リピートすることはまず無いです。
無駄なギャップを作らないように注意しましょう。


●ベイトアンドスイッチ

ベイトアンドスイッチは、あるページの検索順位を上げるために、通常のWebサイトとして高い順位を獲得したあとに、別のWebサイトに書き換えてしまう手法です。
ベイト(bait)/餌にかかったら切り替える(switch)という意味になります。
検索エンジンとユーザーを騙す手法であり、完全にブラックと言えます。


今回ご紹介した「やってはいけないSEO対策」は数々のペナルティ要素となっていた過去の手法に基づいています。
現在、何度も改修された検索botはそれらを理解できるようにグレードアップされており、当時の効果もないのでやるだけ無駄な対策となります。無意識に上記のような状態になっていないか注意しましょう。
SEO対策に注力してbot対策となり、ユーザー意識を損なわないよう、コンテンツの品質を高めましょう