【SEO】「コンテンツ」について

コンテンツについて


今回、サイトの核とも言える「コンテンツ」について。

ウェブサイトの話をする際に、必ず「良質なコンテンツが大事」という話になります。
その「コンテンツ」について、改めてお話しします。


「コンテンツ」の意味

コンテンツ(contents)という言葉は、1990年代頃からインターネットや携帯電話などのIT技術が急速に普及したことによって使用されるようになり、一般化したといわれています。

コンテンツは、直訳すれば「内容」や「中身」という意味があります。しかし、最近Webサイトで使われている意味としてはただ単に内容を指すだけではなく具体的な「情報の中身」を表し、そこに含まれる情報が重要視される傾向にあります。


コンテンツの区分と内容について

情報のデジタル化が進んだことで、コンテンツも種類ごとに区別することが求められるようになりました。

今では、対象物や用途によって新たな分野ができ、さまざまな解釈がされています。


▶︎ モバイルコンテンツ

ソーシャルメディアやスマホゲームはもちろん、地図アプリや乗り換え案内、グルメサイト、写真加工アプリなどもモバイルコンテンツに含まれ、無料のモノから有料コンテンツまで幅広く提供されています。


▶︎ デジタルコンテンツ

映画や音楽、アニメ、ゲーム、漫画、キャラクターなどの創造性が魅力の知的コンテンツを「デジタルコンテンツ」と総称し、これらのコンテンツを商品として扱う業界はコンテンツ産業やコンテンツビジネス分野とされています。
また、2011年の地上デジタル放送への移行に伴い、テレビ番組もコンテンツと呼ばれるようになりました。


▶︎ Webコンテンツ

Web上で展開されるサイトや記事、サービスなどを「Webコンテンツ」といいます。
スピード感のある情報発信が特徴のニュースコンテンツやまとめサイトなど、SNSでの集客力と話題性に特化したソーシャルメディアコンテンツ、ECサイトでの販売を促すセールスコンテンツなどさまざまな用途に利用されています。

現在、Web上にはコンテンツが溢れていますが、そこで問題となるのが重複コンテンツと呼ばれる、いわゆるコピーページです。特に、テキストや画像などはコピーが簡単にできるため重複ページが作られやすく、Googleなどの検索エンジンでは重複コンテンツにペナルティを与えることで、よりオリジナルの良質なコンテンツの絞り込みを行っています。


良質なコンテンツとは? 重要性とポイント

1. ユーザーの求めている情報の提供

良い文章の評価は人によってさまざまです。
たくさんの専門的な情報が盛り込まれていれば良いのか、読みやすくわかりやすい文章が良いのかはユーザーの判断に任せるしかありませんし、進化の著しいGoogleクローラーでも文章の良し悪しを正確に判断することはできません。
しかし、ユーザーの意図を考えることはできます。
そのために、これまでお話ししてきた「SEO」や「キーワードボリューム」が重要とされるのです。

可能な限りユーザーの検索意図を調査・分析し、コンテンツを見たユーザーが求めている情報を提供することで、ユーザーの満足度に繋がります。


2. ユーザーにとってプラスになる情報

良質なコンテンツには、見た人の生活に役立つ知識であるかどうかや、ノウハウを正しく提供できているかどうかなどが求められます。
その評価方法は、例えばPV数や回遊率、滞在時間などで総合的に評価されています。

逆に、悪質なコンテンツとは、Webサイトの流入や商品の販売につなげることしか考えていないために、提供する側の自己中心的な意図を押し付けているだけの内容です。

間違った知識や情報を提供するだけでなく、多くの場合、それを見たユーザーが不快な思いをするなど、マイナスになるような内容が含まれています。


まとめ

今回ご紹介した「コンテンツ」の意味を知ることが良質なコンテンツを作る基本となります。

主観的になりすぎるあまり、本質的なコンテンツの意味を見失いがちですが、まずは価値のあるコンテンツを提供することこそが、結果的にWebサイトの評価や流入に繋がる近道となります。